大人が癒しを求めて辿り着いた花
自分で植物を育てることなんて小学校の授業以来です。
大学を出て就職、毎日成長と共に大きくなる責任に気づかない振りをしながら
人間関係に揉まれまくって必死に生きていました。
結婚をしてかなり精神的にもゆとりが持てるようになりましたが、
それでも大人の悩みは尽きないですよね。
そんな時にホームセンターで迷い込んだ園芸コーナー。
なぜか懐かしい気持ちになります。
小学生の頃、突然ガーデニングにハマり、
当時住んでいたマンションが1階で小さい庭スペースがあったので
お小遣いで道具や苗を買って育てていました。
結局途中で飽きて母親が庭を管理するようになり、
そのまま母親が花の魅力に吸い込まれ、
その後父親が購入した実家の庭は綺麗な花が常にたくさん咲いていました。
そんなことを思い出していると、
だんだん植物と共に生活したい!と考えるように。
旦那に伝えたところ、
家に籠りがちな私が少しでも太陽の下に出るのなら…と承諾。
こうして旦那を無理矢理巻き込み、
夫婦2人だけの園芸サークルが発足したのです。
まずはホームセンターで道具と花の苗を購入
旦那の趣味であるバイクや車をいじる為の工具は大量にありますが、
スコップや植木鉢などは何もない我が家。
まずはホームセンターで買い出しです。
出費が気になる方は、
基本的な道具であれば100円ショップで十分揃うと思います。
購入品①スコップ(片手で扱えるサイズ)
片手で扱えるサイズの物をスコップと呼ぶのかショベルと呼ぶのかは地域によるそうです。
土を混ぜたり袋から植木鉢に入れたり馴染ませたりで必需品です。
購入品②植木鉢
大きさやは育てる植物によりますが、
小さすぎると根の成長を妨げるそうなので一回り程大きいサイズを選びました。
そして選ぶのに少し時間がかかったのがデザイン。
モチベーションを上げる為にも、自分が気に入った形や色の物を選びました。
購入品③土
下調べはしたものの、完全に初心者な私。
色々肥料が入っている土や、
『○○と○○のブレンド』など袋に書かれている土などたくさんありましたが、
一番シンプルに『培養土』と書かれ花の写真が印刷された袋の土を選びました。
慣れてきたら少しずつ土にもこだわりたいです。
購入品④鉢底石
植木鉢に土を入れる前に、底に敷く軽い石です。
今回選びませんでしたが、ネットに入っていて繰り替えし使える物もあるみたいです。
購入品⑤鉢底ネット
レジに並ぶ寸前、小学校の授業がフラッシュバックしました。
何かネットが要るはず!と急遽旦那とスマホで検索。
危ない、鉢底ネットを忘れていました。
植木鉢の一番底にある穴に被せるように敷くネットです。
鉢底ネットを敷くことで、水をやっても土がこぼれにくくなったり、
水はけが良くなるので根が腐りにくくなるそうです。
購入品⑥ジョウロ
これも鉢底ネットと同様、
レジに並ぶ寸前に思い出して園芸コーナーにUターン。
ほぼ毎日の水やりなので、植木鉢を選んだ時のようにデザイン重視にしました。
水圧で土を掘ってしまわないようにシャワーヘッドが付いているもの、
水を満タンに入れても簡単に持てるけれど
1回で水をやりきれるくらいの大きさを選びました。
購入品⑦苗
種から育てるか苗から育てるか、悩んだ結果、苗にしました。
数ある苗から我が家にお迎えする苗を選ぶのはなかなか大変でしたね。
旦那と一緒に一つずつ見ていきましたが、
よく見ると少し枯れかけていたり、少し腐ってしまっているものもあったので要注意です。
ポット苗から鉢に植え替え。購入しなかったけれど必要だったもの
帰宅後すぐに、購入した苗を植木鉢に植え替えました。
土に触るなんていつ以来だろう…なんて考えながらスコップで植え替え。
我が家の園芸サークル、無事に初日を終えました。
植え替えてみて必要だったもの:軍手・ハサミ
購入はしませんでしたが、
実際に植え替えてみて必要でした。
土に触れることが久しぶりだったので、
こんなにも爪に入ってくるのか!と途中で軍手を装着。
最近はネイルもしておらず短くしていたので洗えばすぐに落ちましたが、
次植え替えをする時は最初から軍手で作業しようと思います。
そして土や鉢底石の袋を開ける際、
どこから飛び出したのか、それとも元々売られていた時からついていたのか
ハサミにも土がついてしまいます。
軍手もハサミも自宅にいくつかあったので一つずつ園芸用にしました。
1ヶ月植物と共に過ごして感じたこと。
ホームセンターで道具を買い揃え、
植物と共に過ごすようになって1ヶ月が経過しました。
毎朝出勤前に水が必要か土の状態をチェックし、
雨風が強い日には玄関に入れて守りながら冬の寒さに負けず、
先日ようやく少し花が開きました。
現在、植物に対して母性が溢れ出て止まりません。
萎れているような日は心配で何度もスマホで検索しながら
水の量や光の当たる場所を調整したり、
晴れた日にシャンとした様子の日には母親に写真を送ったりする日々。
人間関係や仕事のクレーム対応、
コロナウイルスのニュースに気持ちが落ち込む時や
色々上手くいかずに疲れた時には、つい出勤前の水やりタイムが長くなってしまいます。
完全に癒しです。
もうすぐ春ですね。仲間を増やしてみようと思います。