結婚や転勤を機に地元を離れ、知り合いがいない土地で子育てに励む方は多いでしょう。
近くに家族や友達がいれば気軽に子育てについて相談できるものの、知り合いがいない土地では一人で不安や悩みを溜めこみやすくなります。
この記事では、実親や友達がいない街で2人の子どもを育てる私が、子育てについて相談できる場所や実際に利用した体験談を紹介します。
「子育て相談を利用するのも気が引ける…」
「子育ての相談窓口に行くのってなんだか恥ずかしい」
「相談しなくても子育てできているパパ・ママだっているのに…」
など、育児相談をすることに一歩踏み出せずにいる方は、ぜひ参考にしてください。
田舎に嫁いだ2児のママおすすめ!子育ての相談場所
子育てに関して相談できる窓口には、次のような場所があります。
- 地域の相談窓口
- 子育て支援センター
- 24時間対応の電話相談
- 子育てサークル
場所や相談方法などから、自分に合う相談窓口を見つけましょう。
地域の相談窓口
市役所や公立保育園などの公共施設に、子育ての相談窓口を設けている市町村は多いでしょう。
地域の相談窓口では、妊娠・出産から産後、幼児期以降まで、さまざまな悩みや不安を相談できます。
市町村が運営する相談窓口では、支援制度の仕組みや手続き方法といった情報を効率的に収集することが可能です。
実際に私は、一時保育の利用先を紹介してもらったり、2人目の出産前に補助金の申請方法を教わったりしました。
書類の提出が不要なケースなど、内容によっては電話でも相談や手続きに対応してもらえますよ◎
子育て支援センター
支援センターは専門の知識や経験のあるスタッフさんに相談できるほか、遊びにきた他の親子との交流も図れる場所です。
公営だけではなく、民営の支援センターも多くあります。
子どもを自由に遊ばせながら職員や保育士さんに相談できるため、家にはないおもちゃで子どもが遊んだり、ママさんやスタッフさんと情報交換したりするのにピッタリ◎
私が1人目の育児でもっともお世話になったのが支援センターです。2箇所の支援センターに日替わりで行っていた時期もあります。
基本的に子どもを遊ばせる目的で訪問し、なにか相談したいことがあれば近くにいるスタッフさんに声をかけていました。
24時間対応の電話相談
「子育てについて相談したいけれど、慣れない土地で子どもと出かけるのも億劫」
「相談員に対面で会話する気力もない」
そのような方には電話やチャットでの相談がおすすめです。
たとえば親子のための相談LINEでは、子育ての悩みをLINEで送信し、チャット形式で相談員とやり取りできます。
また、市町村ごとに設けている電話相談窓口では、子どもが寝た隙に電話をかけて悩みを聞いてもらえます。
電話やチャットだから、メイクをしなくても、パジャマのままでもOK◎
出掛けるために、ミルクやおむつを荷物にまとめる必要もありません。
思い立ったらすぐ、気軽に相談できる窓口です。
子育てサークル
地域の子育てサークルや、オンラインの子育てコミュニティでは、子育て中のパパ・ママと悩みや不安を共有できます。
サークルによっては、子どもの月齢や年齢に合わせた遊びを教えてもらえることも。
家で子どもと過ごしていると、なにをして遊べばよいか、どのように過ごせばよいか分からない方も多いのではないでしょうか?
子育てサークルで子どもとの遊び方や育児情報を得ることで、充実したお家時間を過ごせるようになるはず。
自分と同じように子育てに励む仲間がほしい!という方は、参加しやすい子育てサークルを調べてみましょう。
些細な悩みもOK!子育て相談の具体例
子育てについて相談しようと思っても、何から相談していいのか悩む方もいるのではないでしょうか?
ここでは、子育て相談の具体例を紹介します。
「こんな些細な悩みを聞いてもらえるの?」
など躊躇してしまう方は、ぜひチェックしてみてください。
しつけ
子どもと向き合うなかで、𠮟り方や家庭のルールなどといった“しつけ”に悩むパパ・ママは多いでしょう。
たとえば食事の好き嫌いやイヤイヤ期の癇癪など、子どもの成長過程によって悩みは次々と増えていきます。
「こんなに叱ってよかったの?」「もう少し厳しく対応するべきだった?」と悩んだら、私は支援センターにいる保育士さんやスタッフさんに聞いていました。
しつけに正解はないものの、励ましてもらったり、他のご家庭のお話しを聞いたりするだけで、気持ちのモヤモヤが晴れていきますよ♪
経済的な不安
子どもを育てるなかで、経済的な不安はつきものといえます。
日々の生活費だけではなく、将来の学費などを考えると不安が募りますよね。
なにか申請できる支援制度や補助金はないか気になったら、市町村の子育て相談窓口がおすすめです。
また、子育てサークルや地域の生活セミナーなどでも、家計をやりくりする情報を収集できるかもしれません。
夜泣き
子どもの夜泣きで睡眠不足が続くと、体力的にも精神的にも大きな負担がかかります。
夜泣き対応のコツを知りたかったり、誰かに話しを聞いてほしかったりする時は、電話の相談窓口やオンラインの子育てサークルがいいでしょう。
睡眠不足で出かける気力がなくても、オンラインの相談窓口なら自宅で相談や情報収集が可能です。
雑談
毎日子どもと過ごしていると、「とにかく誰かと話がしたい!」「大人としゃべりたい!」と感じることも。
自宅で子どもと2人きりでいるとストレスが溜まる…という方は、支援センターや子育てサークルを利用してみてください。
大人と挨拶を交わしたり、近くにいる人となんとなく雑談をしたりすると、気持ちに余裕が生まれることもありますよ。
子育て相談窓口の利用は恥ずかしい?自分に合う場所で育児ストレスを軽減しよう
私は初めての育児にストレスを感じている自覚があったものの、相談窓口の利用を躊躇っていました。
しかし、子どもが成長するにつれて自宅でできる遊びに限界を感じたため、産後9ヶ月目にしてようやく支援センターを利用。
それまで子どもと2人きりで過ごしていたため、初めて保育士さんや他のママさんと接することになりました。
すると自然な会話の流れで育児の情報交換や相談をするようになり、寝かしつけや離乳食の悩みも話せるように。
みんな同じように悩みながら子育てをしていると分かると、悩んでいるのは自分だけではないと安心できます。
子育ては孤独を感じやすいからこそ、ぜひ相談しやすいと感じる場所で日頃の悩みや不安を話してみてください。