都会から田舎に嫁いだ家事嫌いの主婦ブログ

都会と田舎で違う?転職活動のポイント&体験談

結婚を機に今まで住んでいた地域を離れ、旦那様の地元や勤務先の地域へ引っ越す方もいらっしゃいますよね。慣れない土地で転職活動を始めるには、体力的にもスケジュール面でも大きな負担がかかります。

よりスムーズに転職活動を進め、自分に合う転職先に出会うためには、計画的に行動することが大切です。そこで本記事では、所縁のない嫁ぎ先で始める転職活動のポイントや注意点、おすすめの転職サービスを紹介します。

転職活動を始めるうえで考えるべきポイント

まずは、嫁ぎ先で転職活動を始めるにあたって、考えておくべきポイントを紹介します。夫婦円満に暮すために、生活スタイルやライフプランを話し合っておきましょう。

出産・育児についての計画

遠方に嫁ぐために退職をした場合、結婚前の仕事に未練がある方もいらっしゃいますよね。

仕事が大好きだった方は、嫁ぎ先の地域でも今まで通り働きたいと思って当然です。

しかし、転職活動を始める際には、今後の出産・育児についての計画も考慮する必要があります。現在は今まで通りバリバリ働きたいと思っていても、数年後は分かりません。

実際私も当初は子どもについて考えていませんでしたが、結婚して4年経過した頃には意識するようになりました。

以下のような実績や制度が充実していれば、急な体調不良やお子様都合の休暇にも対応してもらいやすく安心です。

  • 産休・育休の取得実績
  • 有給休暇
  • 時短勤務制度
  • 社内託児所

転職先を決める前に、妊娠・出産をしても働き続けられるのかを考えておきましょう。

雇用形態

転職するにあたって、どのような雇用形態で働くのかを考える必要があります。夫婦で希望するライフプランに合わせて働きやすい雇用形態を選びましょう。

たとえば正社員であれば、手厚い保障を受けながら働けます。社内で責任のある役職を任されやすいことも大きなメリットです。

一方でパート・アルバイトは、子どもや旦那様の都合に合わせた働き方を実現しやすいでしょう。また、企業と業務委託契約を結び、業務量を自身で調整しながらフリーランスとして働く選択もあります。

さまざまな選択肢のなかからメリット・デメリットを加味し、家族のあり方を考えたうえで、最適な雇用形態を選びましょう。

働き方

転職先を検討するうえで、どのような働き方をしたいのかを整理しておきましょう。結婚後の働き方は、夫婦で一緒に過ごす時間の長さや休日の過ごし方に大きく影響します。

たとえば、自分では土日祝日に関係なく働きたいと思っていても、旦那様は自分と休日を合わせてほしいと思っているかもしれません。また、残業をしてバリバリ働きたいと思っていても、旦那様は平日も一緒に夕食を共にしたい可能性も考えられます。

それぞれが納得できる夫婦の生活スタイルを築くために、働き方に対する共通認識を持つとよいでしょう。

応募する企業のチェックポイント

嫁ぎ先で転職活動を始める際のチェックポイントを紹介します。地域によって全く違うポイントや、結婚生活に大きく影響するポイントです。入社してから後悔しないように、応募する際に必ず確認しておきましょう。

勤務時間

新生活を送るなかで、転職先の勤務時間は夫婦の生活に影響します。

独身時代は自分の基準だけで考えていた勤務時間も、旦那様との時間を確保できるかどうかを考えなくてはいけません。

たとえば、次のような勤務時間の職場は、旦那様と生活リズムがズレやすかったり、子育てをするうえで働き続けるのが難しかったりします。

  • 残業を強いられる職場
  • 勤務時間がシーズンによってバラつきがある職場
  • 極端に朝が早い職場
  • 退勤時間が夜遅い職場

夫婦で家事を協力できるか、繁忙期は仕事中心の生活になっても旦那様の理解を得られるかなど、事前に確認しておきましょう。

給料

馴染みのない土地で転職活動を始める際は、その地域の平均賃金を確認しておくことが重要です。

特に都会から地方へ転居した方は、都会との賃金の差に驚くかもしれません。

地方は都会よりも平均賃金が低い傾向があるため、都会の賃金を基準にしていると、希望通りの転職先が見つかりづらい可能性があります。

だからといって、賃金が低すぎる企業にも要注意。

地方は賃金が低いから…と仕事量に合わない低賃金の企業を選んでしまわないように、平均賃金を意識して転職先を選びましょう。

通勤時間・方法

仕事をするうえで、通勤時間や通勤方法は必ずチェックしますよね。

慣れない土地の転職活動では、通勤時間と手段は一層注意するべきポイントです。

満員電車や渋滞、1時間~2時間に1本しかない公共交通機関など、その土地ならではの交通事情があります。

たとえば私が暮らす車社会の街では、駐車場代が個人負担なのか会社支給なのかが重要なポイントです。自分で駐車場を契約して毎月駐車場代を支払わなくてはいけない職場は、経済的な負担がかかります。

通勤によって大きなストレスを抱えないためにも、通勤ルートや交通費、駐車場代などをしっかりと確認しておきましょう。

職場の環境

結婚を機に自分の地元から離れた方は、旦那様以外に知り合いがいない土地に寂しさを感じますよね。

どこか寂しい新婚生活でも、転職をすれば人間関係が広がります。

転職先の人間関係や環境は、新生活を変えるポイントです。

転職先を選ぶ際は、職場の雰囲気や上司・同僚となる方の印象をチェックしておくと安心です。

注意するべきポイントは、モラハラやパワハラだけではありません。

休日にも集まって職場内でのイベントや集まりがある企業もあれば、職場内のコミュニケーションがほどんどない企業もあります。

自分に合うスタイルの職場環境で働けるために、可能な限り職場の雰囲気を確認しておきましょう。

嫁ぎ先の転職活動におすすめの転職サービス

嫁ぎ先での転職活動は、色々とストレスが溜まりますよね。慣れない土地でスムーズに転職するには、転職サービスを活用しましょう。そこで、転職サービスの特徴やメリット、実際に私が利用した際の感想を紹介します。

転職サイト

転職サイトとは、掲載された求人情報にサイトを経由して応募できるサービスです。転職サイトを通して自分で直接企業とやり取りができます。転職サイトによっては、地域や業種に特化したタイプもあれば、幅広いジャンルの求人情報を掲載している総合型のタイプもあります。

「総合型の転職サイトでは田舎の求人がなかなか見つからない…」という場合は、地域特化型の転職サイトを利用してみましょう。

転職サイトのメリット

転職サイトには、転職活動のスケジュールを自分で調整し、採用担当者と直接コミュニケーションが取れる点がメリットです。

選考だけではなく、スケジュール調整などのやり取りも自分で進めたい方におすすめです。

企業とコミュニケーションをとる機会が多く、職場の雰囲気や担当者の様子を肌で感じられますよ。

また、空いたい時間に転職サイトを開き、求人情報をチェックできるところも転職サイトの強みです。

まとめて複数の企業に応募できるサイトもあり、より多くの企業の選考を受けられます。

転職サイトを使ってみた感想

転職活動を始めるにあたり、最初に登録したのが転職サイトでした。総合型の転職サイト3つに登録し、求人情報をチェックしていました。

総合型の転職サイトでは、嫁ぎ先である田舎の地方の求人情報が少なかった印象です。地方に特化した転職サイトにも登録したところ、より地元に密着した企業の求人情報を収集できました。

前職を退職する前から転職サイトに登録したため、仕事の合間や引っ越し準備の隙間時間で求人情報を確認できたのが良かったです。

転職エージェント

転職エージェントとは、担当者の手厚いサポートを受けながら転職活動を進められるサービスです。面談の内容をもとに転職先を紹介され、選考に進んでから入社までの企業とのコンタクトを担当者が代行してくれます。

転職エージェントのメリット

転職エージェントを利用するメリットは、サポートを受けながら転職活動を進められることです。面談ではいままでの経歴や転職理由、転職先に求める条件や理想の働き方などをヒアリングされます。その内容をもとに転職先を紹介してくれるため、自分で探し出す求人よりもミスマッチを防ぎやすいメリットがあります。

また、転職先の職場に確認しておきたいことや交渉したい雇用条件があれば、担当者が代わりに確認・交渉してくれます。従業員の年齢層や雰囲気といった入社してからでないと分からないことや、給与などの条件について、納得したうえで入社を検討できますよ。

初めて転職活動をする方や在職中で転職活動を進める時間がない方には、転職エージェントがおすすめです。

転職エージェントを使ってみた感想

引っ越し作業が落ち着いてから、複数の転職エージェントに登録しました。全国版の転職エージェントと、地域に密着した転職エージェントです。

しかし、田舎ということもあり、私が住む地域の求人を全国版の転職エージェントでは取り扱われていないケースが多々ありました。そこで地域密着型の転職エージェントと面談をした結果、転職サイトには掲載されていない非公開求人を複数紹介していただけたのです。

馴染みのない街で土地勘もなく不安でしたが、通勤ルートや渋滞になりやすい時間帯などを詳しく教えてもらえました。履歴書や職務経歴書の作成サポートなどもあったので、選考までスムーズに進められた印象です。

おすすめ転職エージェント

ハローワーク

ハローワークとは、各地域に設置されている公共職業安定所です。厚生労働省が運営しており、仕事探しだけではなく就職活動セミナーやスキルアップ研修なども開催されています。民間の転職サービスと大きく異なるのは、企業側も無償で求人票を掲載できることです。企業によっては、転職サービスに登録しながらハローワークにも求人票を出しています。

ハローワークのメリット

ハローワークを利用するメリットは、より地域に密着した求人票を確認できることです。企業にとって転職サイトや転職エージェントはコストがかかるサービスです。求人広告掲載料や成功報酬など、人材を採用する代わりに大きな費用が発生します。

その点、ハローワークには、採用にかける予算が少ない企業の求人票も集まっています。大企業だけではなく地元の中小企業の求人もチェックできるため、転職先の選択肢が広がります。

ハローワークを使ってみた感想

ハローワークは失業保険の手続きで初めて訪問したのですが、行ったついでに…と求人検索もしてみました。正直ハローワークに行くまでは、”暗くてジメジメした場所”といったイメージを持っていたのですが、清潔感があり担当者も優しい印象でした。

実際に求人を検索すると、転職サービスには掲載されていない企業の求人がかなりありました。歴史ある中小企業が多い地域で「採用=まずはハローワーク」の認識が強いのか、転職サービスよりも求人数は遥かに多かったです。

気になる求人があると窓口の方に相談すると、そのまま個人ブースへ案内してくださいました。その後は転職エージェントのように企業へ面談のアポイントを取っていただき、スムーズに選考を進められました。

馴染みがない土地での転職活動は家族と相談しながら広い視野を持とう

結婚準備や新生活でバタバタとするなかでの転職活動は、大きな気力と労力をつかいますよね。転職活動にかける時間や気力を確保できないと、ライフスタイルに合わない転職先を選んでしまう恐れもあります。

そのため、慣れない土地や忙しい新生活のなかで始める転職活動だからこそ、家族と相談しながら計画的に進めることが大切です。自分に合う転職先が見つかり仕事が始まれば、いままで孤独に感じていた転居先の地域や新生活のなかで人脈が広がりますよ。