都会から田舎に嫁いだ家事嫌いの主婦ブログ

実家と親が大好きだった人間が18歳で一人暮らしを始めた理由

一人暮らしを始めて早くも8年目

早いもので、大学進学を機に実家を出て8年目になります。

大学3年生くらいまでは、大学卒業後は絶対に実家に戻る!と宣言していましたが、
結局戻らず他県へ就職。

結婚は地元で落ち着くかな~なんて考えていましたが、
学生時代友人だった今の旦那と再会し交際、結婚して旦那の地元へ。

人生とは想定通りに行かないものです。

今は実家を出たことを後悔していないのですが、
大学に入学したばかりの頃は、ホームシックで毎日泣いていました。

私、実家を愛してやまない、常に親に引っ付いているような娘だったんです。

両親に依存していた女が実家を出た理由

大学進学、というのはただのキッカケです。

一人暮らしをしないといけない距離の大学をあえて選びました。

このままでは親から自立できないと危機感を感じたのです。

決意したのは17歳くらいでしたかね。

朝も親に起こしてもらい、帰ると一切家事を手伝わずにごろごろ寝転がっていました。

一件普通の高校生ですが、精神的にも親に依存している自覚があったんですよね。

休日も友人より親と一緒にいたし、友達との旅行も親と一緒に来たいな~なんて常に思っていたし。

親がいないと常に寂しさを感じていた。
親の意見を聞かないと、自分一人では何も決断できなかった。
困ったことがあれば親が導き出す応えに従うだけだった。

このまま大人になってもきっと今と変わらない。
大人になっても機会がないとずっと実家にいるだろうな。
親が亡くなった後はどうすればいいの?

なんて不安を急に感じた訳です。

今思えば、大人になっても実家を出るチャンスなんていくらでもあるから
焦らなくても良かったかもしれないと思いますが、
当時の私にとってはかつてない漠然とした不安を感じた記憶があります。

そして他県の大学を受験、合格、入学ととんとん拍子に進み、実家を出ました。

一人暮らしスタートから一週間で心が折れた

引っ越しを終え、手伝いに来てくれた母親も帰っていった後。

いよいよ華々しい学生生活が待っている、はずでした。

いや、キラキラした学生生活のスタートだったと思う。

しかし、ホームシック過ぎてそれどころじゃなかったんです…

新入生ガイダンス中も、同じ学部の子との初めての昼休みも、帰り道も、
必死で泣くのを我慢していました。

初日を終え帰宅した瞬間、号泣。泣きながら親に電話。

こんな寂しい空間が4年間も続くなんて…

そんなことが1週間続き、すっかり心は折れていました。

今思い出しても辛い記憶で、当時の寂しさはかなり鮮明に覚えています。
寂しさを感じた瞬間の光景とか覚えている…

ホームシックを感じなくなったのはいつ頃?

ホームシックを感じなくなった頃…

いや、正直実家を出て8年目の今でも感じます。

実家に帰省して自宅に帰る新幹線の中や、車の中。
時々、あと何回親に会えるんだろう…なんてことを考えて泣きそうになる。

17歳の私の決断は間違っていなかった

そんなにホームシックが辛いのになぜ実家を出たんだ、
なぜ就職や結婚で実家に戻らなかったんだ、
当時17歳の若い決断を後悔しているでしょう、

など、色々言われることがあります。

とんでもない、17歳の私の決断は間違っていない。

私はあのまま実家にいてもずっと親に甘えっぱなしだった。
今でも家事や人付き合いが苦手なのに、もっと殻に籠っていた。
親が年を取って体力がなくなってきても気付かない振りをして世話をしてもらっていたかもしれない。

想像しただけでぞっとします。

世の中には実家を継いで家系が途絶えない様にしっかり家を守っている方もいれば、
実家を2世帯にリフォームして親に楽をさせてあげている方などいる。

実家を出た方が良いなんて偏った意見は持っていませんが、
私のように甘えて怠けてしまう人間にとっては、
17歳で決意して18歳で実家を出たことで、その後の世界が変わったと思っています。

当時、親がいないと身動きが取れなかった女の一人暮らしのように、
これからも”超個人的・無謀な挑戦”をし続けようと思います。