接し方が分からない!会社の“年上の後輩”
会社に数年勤めていると、自分より年上の後輩に出会うこともありますよね。
立場としては自分が教育をしないといけないけれど、年齢は相手の方が上。
どこまでどのように配慮すればいいのか、
どう接すればいいのか分からないという方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな年上の後輩・部下と上手に付き合いながら
指導するコツをご紹介します。
【失敗談】年上後輩の教育担当になった失敗談
今ままで指導係や研修担当として何人も年上の後輩と接してきました。
そんな私が経験した失敗談を紹介します。
ガチガチの敬語を使いすぎて立場逆転!
初めて年上の後輩の指導を担当した時、
どのように接すればいいか分からないものの、
年上だからとりあえず…とガチガチに固めた敬語で話していました。
その結果、自分の方が先輩で指導係であるはずなのに、
まるで上司を相手にしているような状態。
余計な気遣いが多すぎて、
教えるべきことを全て教えることが出来ませんでした。
遠まわしな言い方をしすぎて相手にちゃんと伝わらない…
社会人経験は相手の方が長いし…なんて余計なことを考えすぎて、
自分の指導が正しいのかも自信を持てないまま研修をしたこともありました。
その結果、聞かれたことに対して
保険を掛けるように遠まわしな言い方ばかり。
相手も私が言いたかったことが
よく分からないまま業務をしているような状態。
他の先輩に『ちゃんと教えたんだよね?』なんて言われることもありました。
フランクに接しすぎたときは『なめられている』と勘違いされた…
年上の後輩を担当することが増えた頃、
今までの失敗を活かして年齢は気にせずフランクに接するようにしていたんです。
しかし、それもそれで相手によってはいい気持ちはしないようで。
他の上司との面談で、
『○○さん(私)よりも社会人経験は長いんですが、
どうもそこを尊重していただけないんです。』
と言っていたみたいです。
人間への接し方、難しい。
この時に初めて心が折れかけました。
失敗から学んだ”年上の後輩”への接し方
今まで上手くいかないことがある度に、
どうすれば良かったんだろう…、どうしてほしかったんだろう…
と何度も考えてきました。その中で自分なりに気を付けている点をまとめます。
自分より年上だということを意識しすぎない。
年上だからといって意識しすぎると、余計な気遣いばかりして疲れてしまいます。
年上であることを全く考えずに接するという訳ではないのですが、
強く意識しすぎないことが自分にとってストレスがかかりにくい方法だと思います。
相手のミスや癖を年齢のせいにしない。
年上の後輩が何かミスをしたり仕事上で気になる癖があった場合。
年齢的な原因もあるのかなと考慮することもアドバイスをする上で大切です。
ただ、年齢だけのせいにしない。
その人個人の問題なのかどうかを最初に考えることが
適切な指導をする鍵です。
相手の今までの経験を尊重する。
相手の今までのキャリアやスキルを無視して
今の会社の規定に当てはめようとしない。
その人の経験やスキルを今の仕事に活かせるように
アドバイスを送るように心がけましょう。
会社に足りない部分や改善すべき点を知るチャンスですし、
相手も新しい職場で働きやすい環境に近づきます。
年上の後輩は難しい!でも上手く合えば最強の味方
やはり、年下の後輩より年上の後輩に指導する方が
気を遣って難しいと感じてしまいます。
しかし、相手と打ち解け合い上手くいけば
仕事をする上で最強の味方になることは間違いありません。
自分よりも深い経験があり、色々な視点で見ることができる。
人間関係に関しても卒なくこなすな~、と感じることが多いです。(個人差あり)
私なんて事務経験が浅いのでExcelが大の苦手。
そんな時は事務経験が長い年上の後輩に頼ります。
休憩時間も母親世代の後輩に家事のことについて質問したりしています。
年上の後輩に対して『指導』するとなると非常に難しく感じますが、
その点をクリアするととても心強い存在になるのではないでしょうか。
私もまだ探り探りですが、年齢の壁を感じさせないよう
お互い気持ちよく業務が出来るようにしていきたいです。